劇場版宇宙戦艦ヤマト、リバイバルを4Kで
先日楽しんできました。
デジタルリマスタリング=当時のフィルムではないので、厳密なリバイバル上映ではありませんが、この歳になって、再び劇場でみられるとは思いませんでした。
で、劇場によっては「2Kで映写します」の表示がされているので、その但し書きがない劇場を選んで出撃です!
期待した点は3つ
1.セルキズの修正具合
本作はTV放映版フィルムのつぎはぎ編集につき、オリジナルのセルにキズがあると結構目立ちます。特に暗い宇宙で1枚の静止セルで背景が流れてゆく場合、セルのキズも本体と一緒にカメラ上で固定されてしまいます。ワタシが所有しているTV版BDは顕著で、当時は外注という形で放映回毎に異なるプロダクションが請け負っていたと思うのでキズが付いていたセルでそのまま撮影し、バンクカット等で流用していると思われます。
今回このあたりの修正加減がどうなるかで、「オリジナルを忠実?に再現」したのか、「単なる高解像度の塗り絵」になってしまうのか、の分かれ道になってしまうと思います(←ようつべ等の中華訳のついた動画は後者で、AIリマスターっぽい⁇)。当時物の販促ビラより
2.磁気マスターテープによる音響
通常はサウンドトラックの光学音声からのマスタリングです。幅は細いですが、1秒間に24コマですと35mmの高さ今回は新たに発見された磁気テープからのマスタリング、というところが新しいと思います。あの、主砲の「ボワン、ドカバリバリッ」っと唸る発射音がどうなるか、波動砲やワープの音より、気になっています。主題歌やBGM、声優さんたちのセリフも、もちろんですが…。
3.16mm原版の画質
35mmで製作されたTV版のフィルムでありますが、劇場公開に合わせて新作されたカットは、予算の関係で16mmにて撮影。ざっくりな面積比で4倍異なるフィルムグレインです。DVDや以前のブルーレイではノイズや明るさで差が歴然としていましたが、この辺りがどのようにリマスタリングされているか興味津々でした。劇場用パンフレット新旧
宇宙戦艦ヤマト第一作は、TV放映が不調に終わり、52話の計画が39話、そして26話へと短縮されたため、放映終了後は海外セールスを睨んで一部ストーリーも変更して劇場版に再編集。完成記念にファンイベントとして都内の劇場を借り切っての感謝イベントの予定が、再放送の繰り返し中に熱心なファンの啓蒙もあって公開直前には大ブレイク寸前まで膨れ上がりました。当時のプラモデル説明図 左:カッパー塗装の銀河モデル、右:初期ゼンマイ版
かくいう中学生だったワタシも、その波にのまれて劇場へ2度足を運びました。
その2年後の「ヤマトフェスティバル」で「さらば宇宙戦艦ヤマト」とともにリバイバル上映されたされた時はスターシャ生存編に差し替えられてしまったので、同、死亡編から大きく変わってしまいました←そこまでやるなら、雪ちゃん死亡編(TV26話)も入れて欲しかった。ビデオデッキのない時代、借り物の一眼でブラウン管を直接接写~SS125以上がコツ♩
えっ、上記3点の疑問はどうだったかですって?
思いっきりスターシャ死亡編が見たくなってしまったとだけ言っておきましょう。左から今回の宣伝チラシ、ムビチケ、第一週プレゼント
劇場では未購入でしたが、通常版BDを通販予約しましたので、その時にでもレビューしようかと思いますぅ~
p.s.来月はコッチね!
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