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2011年8月 5日 (金)

吾郎さんじゃ、ダメ?

お題の「宮崎アニメ」といったら、世間一般では駿さんの作品のことだよな~
 
ジブリ作品となれば高畑、近藤、吾郎(宮崎)、その他監督の作品も含まれ、ジャンルは更に広がるわけだが、そこまで踏み込まずに気になった作品を思いつくままに挙げてみる。
 
○そのどっちもだよ、お嬢さん。
 
ジブリ作品、取り分け宮崎駿氏の作品は、初期の頃のものが好きだ。
冒険、ワクワク、ドキドキ、笑い、涙、重厚感、メルヘン…たくさんの要素が見事に絡み合って大円団を迎える流れは、スキになる要素をたくさんはらんでいる。
 
久石嬢さんの音楽も無くてはならない存在。
 
ベスト作品は一つに決められないが、「紅の豚」が高評価であることは、オレとカミさんの一致した見解だ。
特に自分の場合は飛行機ものでダブルヒロイン、というエンターテイメント性の高い作品でオス豚?が主人公と言う点が惹かれた理由。
 
声優もハンフリーボガードを演じた森山周一郎氏と劇中歌唱シーンのある加藤登紀子さんという役者の組み合わせも、オトナのドラマに一役買っている。
 
生活が窮し、第二次大戦に向かう助走が見え隠れする1920年代後半。そんな時代の、かつて第一次大戦中のエースパイロットだった豚が主人公だ。原作は宮崎駿氏の趣味が昂じてはじまった模型雑誌の連載マンガなのだが、ジーナの設定や回想シーンの効果的な挿入で物語を膨らませ、第一級のエンターテイメントに仕上がった。
 
好きなシーンを挙げると、雲中でカーチスにエンジンを狙い撃ちされ、外板の破片がバラバラ飛び散るシーン(←マニアックでスミマセン)と、その後「程よく焼けたぜ」とジーナに電話して「今にローストポークになっちゃうから…あたしイヤよ、そんなお葬式。」と本気で心配されるシーン。
 
ヤマ場の出撃シーンでフィオとサムズアップを交わすシーンもシビレルよねぇ…。
  
スピード感あふれるBGMも画面にハマッテいるし、はっきり言って、お子様向けじゃあない。でもウチの子らも就学前から観ていたなぁ…付き合ってくれただけかもだが(汗)
  
  
○最新作も侮れない。
 
もう一作は父子共同作である「コクリコ坂より」を推したい。
 
実は先週末に家族で観て来たのだが、舞台は自分が生まれた昭和30年代後半で、当時の高校生たちが織り成すドラマだった。
 
写実的な普通の人間が演じるドラマのようで、「海が聞こえる」「耳をすませば」等が好きな方だったら、納得できるドラマだと思う。
 
人を恋うる(恋してる、恋をした)経験がある方であれば、ほろ苦くも懐かしく、切なくも心温まる作品になっていると思う。
親子の絆についても考えさせられるものがある。
 
コチラの音楽は武部聡さんで、ピアノを多用したジャズ調の軽快なソングや、当時のレトロ感漂うBGMが、久石さんとは別の音楽性で画面を彩っている。
 
恥ずかしながら本作の背景のひとつである、朝鮮戦争の影で犠牲となっていった日本人の存在を知ったのも新しい発見だった。
 
作品を完成させるまでには父子間で確執があったと聞くが、ぜひとも吾郎さんらしい世代間を感じる演出も、今後のジブリ作品として観せていただければと思う。
 
 
~大切な人と観てください。~
 
このキャッチコピーは、あながちウソではないと思うゾ。
エンディングに流れる昭和の流行歌も、現代の若手歌手とマッチして、これもまた、イイ。
 
 
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