昔造った3Dモデルを引っ張り出してみた
先日、「ワタシとニフティ」というタイトルで記事をUPしたのは、ココログのお題だったからですが、おかげさまでこの記事がニフティ賞(←下の方に載っています)を頂きました。ありがとうございます。
その記事に3DCGソフト「六角大王」 で遊んでいた話を載せましたが、本日は後日談です。
「六角大王」はパソコン通信Nifty-Serveに公開されたフリーソフトですが、バージョンUPを重ねた後に製作者が法人化してパッケージ販売され、その後さらに権利譲渡先にて発売され続け、昨年6月に販売終了となりました。
先日、古いHDDを探っていたらフリーソフト時代に作ったデータが出てきたので、当時のフリーウェアをインストールして確認しようとしたら、ウチのWin10Pro(64bit版)ではいくつかの32bitのdllファイルが見当たらず作動不可でした。BF3 初代レガシィ
色々調べたら最後に販売していたメーカーのサイトにて機能制限付きの体験版が入手可能で、インストール。立ち上げてデーターを読み込んだのが上の写真(第三角法?)です。
一応、車の構造に則って全体のアウトラインをデザインし、その後各パート(ドア、ウインドウ、ピラー、フード、フェンダー、ルーフ、前後バンパー&ライト類)毎に分割位置を決め、各ディティールのモデリングを行いました。
また、どのバージョンからか忘れましたが、JPG画像を背景において、それをなぞるように点や線を置くとモデリングできる機能が付与されました♪六角大王データを作成した際に参照したマイBF3のJPG画像
こんなのを2代目 PC PC9821 Na13のSVGA画面でシコシコとモデリングしていました。フリー版は左右対称形状のみでしたが、逆に労力は半分で済みます。
3DCGはPC上の仮想空間にてモデリングを行い、その表面に色を塗ったり、テクスチャ(模様)を貼ったり、光源を設定してレンダリング=計算する事でCGを完成させます。
ちょっと乱暴な区分ですが、モデリングには大きく分けて、骨組みのみのWire Frame(点と線の集合体)、表面のみのSurface(面のデーター)、面厚み方向に塊(体積)を持つSolidの3つがあります。ワタシが遊んでいた頃の「六角大王」は、Surface モデリングソフトだと思います。Wire FrameやSurfaceは点群と線なので、Solidに比べ、PCスペックがプア(例えばi486DX-66MHz RAM8MBクラス等)でも、それなりに動きます。2代目レガシィBG9
BG9もそれっぽさを失わないように、なるべく少ない面数で作ってみました。処女作のBF3はカクカクしていましたが、BG9はオリジナル同様に丸みを持たせたつもりです(汗。ルーフレールのモデリングが、細かくて厄介でしたし、アルミホイールの黒い部分は、塗り潰しただけでモデリングしていません!
上記BG9のWire Frame Data
ワタシは六角大王Superの頃、恐らくWin95~98の時代に一度製品版を購入しておりましたが、その後バージョンUPを行うこともなく、XP以降はインストールすることもせず、いつしかCD-ROMも処分してしまいました。結局、ワタシはバーチャルにて細に入るような緻密な作業には向かないことも、これらのモデリングを通して感じました←個人的には手に取って眺められる1/24プラモを作った方が精神衛生上よろしいかと。
ワタシがやりたかった事なんて、今ではSUBARUのWebサイトにて(多分オリジナルのCADデーター使用 !?)で、現行車をあらゆる確度から色も自由に変更して動かせてしまいます。でも、六角大王のモデルを作るために写真やカタログとにらめっこしながら形状を作りこんだ事は、ワタシの中では楽しい思い出です~。
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