修理完了、カセットデッキ
GWにカセットテープを聴こうと思ったら、長年使用してきたカセットデッキが故障していました。
故障の症状と依頼内容はこんなカンジです
--以下依頼メールを引用--
購入と経緯
販売当時の新品購入で、昨年秋頃まで再生は動いていました。
録音は何年も行っていません。
症状
電源を入れたところピンチローラーの相手側の軸は回転していますが、カセットを入れて再生ボタンを押してもテープリール中心は動きません。従ってこの状態ではピンチローラー部のところがテープが出てきてに巻き付いてしまいます。
早送り、巻き戻しは起動がかかりますが、再生時同様にリール中心が動かないのでカセットテープは動きません。
依頼内容
現物をお送りしますので、原因と修理、まずはかかる費用の見積もりをお願いしたいと考えます。
特に再生を中心に今後も使用してゆきたいため、オーバーホールも希望します。
--引用終わり--
MDデッキ時と同様に天板を外して内部を確認しましたが、ワタシには手に負えないので、専門業者をネットで探して依頼です。
で、先月修理から戻ってきました。
特に問題なく稼働していますので、時々再生しながら様子見です。
修理が完了した SONY TC-KA3ES高級機ESシリーズの末弟に位置する本機の基本設計は、上位KA5ESやKA7ESと共通、特にメカ部は共用といっても良いくらいです。
テープヘッドは消去、録音、再生の3ヘッド搭載のため、録音Sourseと再生を聞き分けることができるので録音された音質をモニターでチェックできます。↓ メカを中央に配置し、左右の重量バランスを取ることでメカに入る振動を安定させる「ミッドシップレイアウト」がウリでした。
加えてノイズリダクションはDolby B,C,S,HX Proを搭載。↓
ワタシがSONYのデッキを選択するまでの経緯は、学生時代までさかのぼります。
同学年の合唱仲間で特に仲の良かった「マサくん」がオーディオ好きで、私と同じ最寄り駅のアパートに住み単品コンポ一式を揃えていたので、酒と食材を買って「自炊しようぜ!」と上がりこんではレコードからテープに落とさせてもらったりしました。ちなみに聖子or明菜論争におけるワタシを明菜に引き込んだのも彼の影響によります。あと沢田聖子さんやJ.I.こと稲垣潤一さん好きも。
その彼が愛用していたデッキがSONY製TC-K555で、レンタルしたレコードからカセットに落としてもらったり、レンタルにないアルバムは仲間内で購入してシェアして録音したり。また、合唱コンサートで録音したテープなどのダビングも、彼の部屋に遊びに行ったついでに落としてもらったりしました。
当時のワタシはアパートにTVもなく、ラジカセ(SONY → その後AIWA)が唯一のミュージックソースでした。
オーディオの蘊蓄も彼の影響で増え、メディアもCDが主流となった頃、就職したタイミングで購入したのがONKYOのCDプレーヤーとSONY TCK-333ESIIで、購入もしくはレンタルしたCDをカセットに落とし、愛車の中でよく聞きました。
その333ESIIも経年劣化で故障してしまい、後継機である本機を購入しました。
左よりヘッドイレーザー(消磁機)、クリーニングテープ、未使用テープ2本
今回修理を依頼した業者さんはカセットやDATデッキ専門で、修理箇所以外にもリフレッシュメニューと言って、メカニカルのオーバーホール+電装系の定期検査メニューも用意されており、こちらも同時に依頼しました。状況は写真付きのブログで公開されており作業の様子を知ることができました。
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