宇宙戦艦ヤマト 2202年の選択、雑感
劇場公開2週目ということで、ネタバレなしで?感想などを述べてみます。
幸か不幸か、多感期に松本零士作品に強い影響を受けてしまったおかげで、今だにヤマトシリーズから抜けられません…「旧第一作」と「さらば」限定ですが。当時はプラモも複数組みましたし、現在でもヤマトやアンドロメダの平成版は押さえていたりします。
正式タイトルは以下
「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択
2枚目のビラにもある当初の公開初日1月15日には、オールドファンには懐かしいオールナイトニッポン特別番組が放送され、冒頭10分が音声のみで紹介。ここから延期になり半年も首を伸ばすことになりました。
ネタバレといっても、2199と2202をドキュメンタリー風のダイジェストにまとめた作品なので、流れは既知のままです。2度に渡るヤマトの航海にかかわった歴史の証言者として真田志郎をインタビュアーに据え、シリーズ主人公の古代 進や兄、守(真田の親友)への想い、2202における進の立ち位置、苦難等を語りながら最終話での投票演説に至るまで真田自身の気持ちの変化、有り様を語ります。
主観を真田に置いたことで客観的に古代進を浮き上がらせる仕掛けとなっております。
予約席が一人置きだったからか?劇場版BDは一人二つまで購入可能でチケットも目視確認のみ。購入後の検印もありませんでした。特典が読みたくて、結局一つ買ってしまいました。通販予約の通常版はキャンセルしました。
古代守には語られなかった、新見女史や真田の辛い秘密…この三人の関係性は2199当初より気になっております。左のクリヤーファイルは2199第5章で購入のものでお気に入りです。右下がBD特典の短編小説で、コレ1冊の感想でブログ記事が1本書けてしまうくらいガチな2202後日談となっております。2199「観測員9号の心」にグッと来た方は、ぜひご一読を。
パンフレットと一緒に撮ったプラモの方は、2199劇場版の頃に組み立てたので2013~14年頃のものです。これは2199最初のロットで、改装された2202版のプラモはドラマと同じく、本体形状が大きく異なっております。
まぁ、2199に参加していない福井氏や岡氏も、本作をまとめることで、史実~2199~2202までうまくつなげられ、次回作への助走になったのではないでしょうか?
脚本に参加した皆川ゆか氏(2202ノベライズ版著者)の、ブレのないヤマト感が秀でていたと思います。お約束の冒頭10分公開は、新作部も多く、出せないはずです。
今週末の公開からは、2205冒頭6分が見られるとな!
「2199追憶の航海」がダメダメ評価なワタシとしては、今回はうまくまとめられており★4つと評価します。旧作も「新たなる~」以降は惰性で観ていたカンジなので、次回作も一度くらいは劇場に足を運ぶことになるでしょう。
p.s.
一つ☆マイナスの理由は、あと3分、止めカットでよいから、史実~2199までを新作で描いてほしかったからです。
例えばスペースシャトル~ISS、火星探査はNASAの計画を下敷きに描くとか。大和復興の造船シーンとか(ロケ地は呉ですよね?)、村雨型の進水や金剛型の改修↓エピソードや、波動エンジンの建造、ヤマト艦首に波動砲を装備する設計中の真田とか…etc.
パンフレットには、tamaさんによる艦首陽電子衝撃砲を備える前の初期金剛型の設定が記載されております。その下はワタシが作った後期型(キットストレート組み)プラモです。
例えば第一次内惑星戦争における、火星のオーバーテクノロジーを利用した艦隊による砲撃戦等…見たかったシーンは山ほどでしたぁ~。
もしかしたら2199前史は2205の中でも語られてゆくのかもしれませんので期待しましょう。
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