飛び立つ君の背を見上げる
「今日、私たちは北宇治高校を卒業する」
響け!ユーフォニアムシリーズの外伝的作品から、卒業にまつわるお話を紹介します。
1点目は、未だ京都アニメーションの続編リスタート待ちであるファンに向けてのオーディオドラマCD
「5th Annyversary Disc きらめきパッセージ」
2枚組のこのCD、原作小説のインサイドストーリーを集めた短編集「北宇治高校の吹奏楽部日誌」と「北宇治高校吹奏楽部のホントの話」より、Disk1には前者から中編2作と、Disk2には後者から短編6作がアニメシリーズの声優陣にて収められています。
本日はDisk2から①「飛び立つ君の背を見上げる(Fine)」と②「飛び立つ君の背を見上げる(D.C.)」の2本を紹介します。
こちらは、主人公より1学年上の4人組の卒業式の朝のエピソード。最初の①(Fine)は中川夏紀、吉川優子、鎧塚みぞれ、傘木希美たち4人の同級生が卒業式へ登校する風景が端的に語られ、最後に②(D.C.)にて真相部を含めたオチが紹介されます。
そして二点目は、同じタイトルの小説③「飛び立つ君の背を見上げる」作者も原作と同じ武田綾乃氏。こちらは、その4人組の一人、吹部副部長だった夏紀が主人公で他の3人を紹介するエピソードとなっています。TVシリーズ1期、2期、劇場版「リズと青い鳥」を補完する形の、いわば彼女らの学年の完結編的なストーリーです。ユーフォシリーズのこの4人のメンバーに強い思い入れを持つ方や高校時代の友情、友達関係に興味を持った方には、ツボだったのではないでしょうか?
ワタシのリコメンドは、TVシリーズ第二期スタートで劇場版「リズと青い鳥」→「誓いのフィナーレ」鑑賞後に①Fine→③小説→②D.C.→①Fineの順に楽しむことです。ちなみに音楽用語でD.C.は最初に戻る、そしてFineで終わるという演奏順になります。
また、CDのパンフレット内に掲載されている短編小説「君ありて幸福」も、彼女ら4人を見送る黄前ちゃんたち後輩の視点で、在校生から卒業生に向けてのエピソードとなっております。(北宇治カルテット2年生編の総括ともいえます)CD特典として、卒業式の朝、部長の吉川優子から夏紀へ宛てた手紙の複写が同梱されています。「こっぱずかしい内容なので、読んだら捨てるように…」って言ってた優子サン、量産されちゃいましたねぇ~
卒業を通して巣立つ彼女らへの今後に幸あれと、願わずにはおれません。
それではみなさんご唱和ください。
「京アニファイトォ~ッ‼」
~そして、次の曲が始まるのです~
p.s.
アニメ化が待たれている主人公、黄前ちゃんたち北宇治カルテットの3年生編、「決意の最終楽章」後の卒業エピソードも、エピローグとして最後まで見届けたいですねぇ…。
p.p.s.
Disk1については、長くなるのでいずれまた(汗
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