ノースライトに魅せられて
年末休みに録画したドラマを観て、ロケ地に行ってみたくなりました。
その作品は、「ノースライト」
建築士の主人公が、自分の家族や依頼人の生い立ち、現在の雇用主である親友の生き様を追いかけてゆく、重くも熱いヒューマンドラマです。
原作は元上毛新聞記者の横山秀夫氏、キャストは主人公が西島秀俊、元妻に宮沢りえ、建築依頼主が伊藤淳史、親友に北村一輝、その妻に田中麗奈と、安心して観ることができる演技派ぞろい。
写真は佐久スキーガーデンパラダより
依頼主に「あなたの思い描く家を建ててほしい」という条件が提示され、信濃追分に雄大な浅間山を全面に取り入れた北向きの家を建て、引き渡す。とても喜んでいるように思えた1年後、その家には家族の姿はないという…。
主人公の別れた元妻と娘、親友の経営手腕や彼の妻と息子への疑惑、失踪した依頼主に浮かぶ元妻の影…いくつもの謎が交錯します。
ワタシがバイクを転がしていた頃は、確か「梅田ダム」の呼称だったような…?
いくつかのミステリーが交錯し、主人公と依頼主の接点として、依頼主の新居に残されたブルーのタウトが設計したといわれる木製の椅子と、桐生市奥の桐生川ダムとが、二人を結んでゆきます。
ブルーノタウトは高崎市に滞在していたことのあるドイツの建築家で、数々の建築物を日本に残したことで知られています。ブルーノタウト展も、いよいよ今週末の2/7(日)迄
カミさんもワタシもこの作品に魅せられて、正月明けに群馬県民の森美術館の特別展に行ってきました。実際滞在中は、高崎市少林山達磨寺境内の離れに暮らし、地元の人たちに木材や竹細工の加工等も指導していたとのことです。この史実も、ドラマに絡んできます。
群馬の森にて。散策していたらロウバイの香りが豊かでした。
劇中、信濃追分のノースライト(北向きの光)をふんだんに取り入れた「Y邸」も、桐生川ダムも、ロケ地の風景がたまらないです。そして終盤、コンペに挑む建築模型にも、この光をふんだんに取り入れた桐生でも有名な、ある構造が取り入れられております。
(同型車の写真)
そして主人公が駆る愛車は、舞台が2000年代中盤の設定ということでシックな青/銀2トーンのアウトバック(BP型)です。雄大な浅間が背景なシーンや、梅田湖にかかる梅田大橋を渡るシーンが印象的でした。
非常事態宣言の解除後は信濃追分にも行き、そこから浅間を眺めてみたくなりました。
再放送が決まったら、皆様もぜひご覧ください。
p.s. 蛇足情報ですが、梅田大橋から先(画面後ろ)は、足利市や田沼町へ抜ける道で、30年前はローリング族がひしめき、一時期は2輪通行禁止だったと思います。今回は行きませんでしたが、この先も走ってみたくなっちゃいました。
~この日もマフラー弄ったウルサイバイクが、何度も往復しておりました~
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