信州ドライブ2020秋(後編)
昼食後にR141にて野辺山駅を過ぎ、着いたところは、国立天文台野辺山宇宙電波観測所。「宇宙電波観測所」なんて聞くと、第一期ウルトラマン世代のワタシとしては所長を筆頭に、母星と連絡を取り合う侵略星人の巣窟(隠れ箕)…なんてイメージに毒されており、怪しさや怖さ満点だった子供の頃を思い出します。
シャトレーゼ八ヶ岳スキー場に行ったときに道すがら巨大アンテナを目撃していたのですが、今回初めて中を見学できました。直径10mのミリ波干渉計は計6台。後ろの八ヶ岳が晴れていれば映えるのですが。これらの10mミリ波干渉計は、その科学運用を終え、南米チリにあり、国際共同運用されているアルマ望遠鏡に受け継がれているようです。
都会から電波の影響が遮断され少なく、標高が高く水蒸気(=降雨)が少ないという立地条件が揃い、ここに設置されたとのことです。
これは直径45メートルのミリ波望遠鏡で、世界トップクラスの規模だそうですが、予算削減のあおりを受けて、三鷹の国立天文台からリモート操作による観測だそうです。2022年までは活用したいらしいのですが、予算のあおりを受けると、終了前倒しの可能性もあるそうです。クラウドファンディング等を活用して、何とかならないものでしょうか?
20歳(1980年代中盤)の頃に入り口付近まで来た事があったのですが、その頃は45m望遠鏡は無く、もっと沢山の巨大アンテナ(今回見た10mクラス?)が並んでいたような印象がありました。小さなアンテナ群はヘリオグラフといって、電波で太陽を撮像するためのアンテナで、東西と南北Tの字に多数並んでいましたが、こちらも運用は終了しているとのことです。電波望遠鏡の大口径化や観測技術の進歩で、この観測所自体の運用が終了に近づいている事が感じられます。
天文台を出た後は、Outbackで少し走って踏切でにわか撮り鉄なんぞを…
休憩所に駐車するとカメラを持った人が集まっているので、カメラを取り出して待つこと数分
ほどなく電車…じゃなかった、気動車がやってきてラッキー。
はい。ここはJR最高地点です。
帰路に向かう前にトイレに寄っていたら再び警報器が鳴り出してもう1編成逆側からやってきました。 単線につき、この奥にある野辺山駅にて入れ替えした模様。
山にかかった雲は終日晴れませんでしたが、結構楽しめたドライブでした。~
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