祝三十五周年!才色兼備でパワフルな歌声~(後編)
先日紹介した森川美穂さんもアイドル歌手としてデビューしてから、丸35年。
仕事で米国滞在中もBOSEのミニスピーカーで前編にて紹介したアルバムなどを聴いていました。30周年を越えて新たにリリースしたミニアルバムがこちら↓ 「Life is Beautiful」バラードとラテンの曲が交互に来るような曲調で、アルバムタイトルにもなった最後の曲などは、本人作詞ではありませんが、自らの過去を歌い上げるような優しい曲になっていると思います。
~そんな2017年秋、1980~90年代当時の曲をセルフカバーしたアルバム「Be Free」をリリース。当時と変わらないパワフルで正確な歌声の中にも、フッと息を抜く大人の艶やかさが見え隠れする歌唱には、彼女が歩んできた年輪がそのまま現れているように感じました。クルマに例えると若い時はアクセル全開のパワーバンドでガンガンに攻めていたが、最近はそれだけでなく、アクセル抜いてクーリングしたり、相手の出方を見ながら駆け引きする賢さをマスターした走行とでも申しましょうか…。
このアルバム「Be Free」の最後に新曲として収録されていた「ビニールの雨傘」。
夜の雨音のようにさびしく切ないバラードで、カバー曲たちと打って変わって、今の森川さん自身の表現が詰まっております。ワタシ達の年代ですと、当時の彼女を知らずとも、現在のアルバムのよさが分かるのではないでしょうか?もちろん知っていれば、それ以上の感慨があると思いますが。
「ウンウン、これが今の森川サウンドだよね!」と思えるような歌唱が楽しめます。
そのカバーもさることながら、2018年秋リリースされたアルバム、
「femele」
こちらはオリジナル曲を中心に、アレンジ違いの「ビニールの雨傘」も収録されておりますが、全編「Be Free」のコンセプトと同様なアコースティックサウンドによるボサノヴァ調のバラードが収録されております。
雨の深夜に愛車に乗り込み、下道をゆっくり流すようなドライブのBGMには、うってつけの1枚です~。
そして先日発売されたNewアルバムの「VERY BEST SONGS 35」↓デビュー曲の「教室」を始め25枚のシングルと、前編で紹介したアルバムの中からも人気の高い作品を中心に、合計35曲もの楽曲が収められており、過去のアルバムから収録されている曲たちもグッと来るものばかりです。
そして、ラストの新曲「涙のあとにあなたがいれば」、これもまたGoodです!
現在は一児のイケメンボーイの母として、また大芸大では教授として教鞭をとり、後進の指導に携わりつつ、教え子たちのインディーズ活動にもエールを送る彼女は、歌手として今後もクレバーでパワフルな中にも艶やかさを兼ね備えた音色で、私たちを魅入らせてくれることでしょう。
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