SUBARU 2020MY in JPN
度重なる台風及び大雨の被害に遭われた皆様に、謹んでお見舞いを申し上げます。
さて、この秋の年改車で、スバルより以下の車種が発表されました。
北米などではModel Year表記で、年の後半になると次の年の2020MYとなったりします。
〇XV
2.0NAはすべてハイブリッドとなりました。
これで、相対的にベーシックに振ったL、スポーティなS、従来からのAdvanceの3種類となり、ガソリンエンジンのみは1.6仕様に縮小されました。フォレスターの販売比率がハイブリット中心(そのおかげでスケールメリットによりコストが下がった?)ということなので、XVもテコ入れしたい←競合スモールSUV車もハイブリッド比率が高いことからも、リーズナブルやスポーツグレードの要望もあった、ということなのでしょう。
〇STi
EJ20は今回の受注で終了だそうです。
特にターボ系は、1989年の初代レガシィRSから四半世紀以上に渡り、磨き上げてきたエンジン。途中、過給機が2基になったり、タービンブレードがツインスクロールになったり、不等長から等長等爆の排気系になったりと、吸排気系や補器類は技術と共に大きく様変わりしましたが、基本スペックは92×75mmのまま、NAではSOHCのEJ18や輸出向けの22、果てはDOHCの2.5L、六気筒のEG33まで派生しました。
そのEJシリーズもデビューから丸30周年で第一線から退きます。
STiについては噂のある北米FB2.4ターボ(アセントや新型レガシィ/アウトバックターボ)のハイパワーチューン版の搭載が予想されるとして、やはり今後はハイブリッド仕様が増えてゆくのでしょうか…?
フォレスターもビッグマイナーチェンジでX-Break以外はハイブリッドになってしまいそうです。国内売上の6割以上はハイブリッドと聞きます。
〇LEVORG
プロトタイプが東京モーターショーで発表、展示されました。
ミラーおよびドアノブの形状や前後バンパーのけん引フック、フロントライトウォッシャーのモールドなどから、ほぼ市販に近い最終仕様だと思います。←ワタシは大体この辺りの細部形状でワンオフのショーモデルか、量産仕様のプロトか判断します。チリが妙に細すぎるのも判断材料となりますが、最近は結構詰めた量産展示車も多いです。
記者発表の写真はワイドレンズで撮っているのでラジエターグリルが妙に強調されておりますが、ズームレンズで圧縮効果された写真などを眺めると、現行のフロント意匠を正統に引き継いでいるような気がしますし、テールランプなどはフォレスターなどと統一感があると思います。
それより何より、先進の安全技術と新開発の1.8Lダウンサイジングターボが楽しみです。後者のエンジンについては、加給圧は0.4~5程度で十分ですので、1.6DITの低速トルクが改善されて燃費が同等なら、大いに興味ありです。フォレスターに積んでくれればいうことなしなのですが、アウトバックはターボだとしたら2.4なのでしょうねぇ…。
モーターショーには、しばらく行っておりませんが、昔のSVXプロトみたいにオーバーフェンダーに騙されることは、最近の市販前提のモデルにはほとんど無いように思います。
また、近年のスバル車はネットや雑誌記事の写真よりも、現物を眺めた時の質感の方が高く見えるので、現物を見るのが楽しみです。
新型レガシィ/アウトバックについてはモーターショーでの発表展示はなさそうなので、一部のウワサ通り、20年のリリースはない?のでしょうか??
いずれにしてもLEVORGとSTi系以外は、ダウンサイジングターボの話さえも聞こえてこない状況なので、今後はハイブリッド、P-HEV、EVに向けてパワーユニットの採用比率が上がってゆくのでしょうか?
個人的には、小排気量のダウンサイジングターボSUVなんて、まだまだ需要があるように思うのですがねぇ…?
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