極上の湖底ツアー~八ッ場ダム建設地見学
夏休みの最終日に、カミsanと義母と3人で行ってきました。
国土交通省主催?の八ッ場ダムバスツアー。
春先にTVで観て、湖底に沈む前の最下部が見学できる最後のチャンスとのことで応募しました。 その時点で、土、日、祝日はこの日まで埋まっており、このツアーも9月中旬ころまでで終了とのことでした。
集合はダム南側の駐車場、義母宅を朝7時にアウトバックで出発して到着は9時30分。マイクロバスに乗り込み、工事用ダンプのために作ったであろう道を下ってゆきます。
すぐ後ろの八ッ場大橋では、期間限定ですが日本一のバンジージャンプを行っております。このジャンパーさんは、飛ぶ前にこちらのバスに向けて手を振ってくださいました~
急な坂道を徐行で下ってゆき、ついに底部に到着!
アブが飛び交っているので窓を開けることはできませんでしたが、窓越しに撮影を実施。
ここが将来の湖底予定地。放流口は、大きく3つ開いております。
ここの場所的には、ちょうど旧湯河原温泉駅の少し渋川よりで、旧R145号線の橋と吾妻線の鉄橋が並走する区間です。ワタシもスキーやバイクで何度も走っているので思い当たります。ガイドさんのお話によると、線路を撤去した後の吾妻線跡は、数キロ先上流の採石場からセメント原料となる砕石を運ぶためにベルトコンベアー(現在は撤去)を通して利用していたとのことです。来月末から貯水試験が始まるとのことなので、国道から鉄橋をなめて望む渓谷の紅葉はもう望むことも出来ません。
スキーに夢中だった80年代後半から十数年、初滑りや雪のない年等は早朝の湯河原温泉駅に着いたら、そこの電話ボックスで各スキー場のテレホンサービスにて積雪や天候情報をゲットしまくり、草津、万座、嬬恋、鹿沢、湯ノ丸等、どのスキー場にしようか決めたものです。
中央のクレストゲート(オーバーフロー防止のための放流門)が開いているのはレアみたいです。
思えば当時から「ダム建設反対!」の派手な看板が立っておりました。
数十年を経たダム建設運動も、住民の皆様の納得やあきらめも混じった建設推進で決着。
しかし、その半ばに政権交代でまさかの中止 → 建設再開でようやくここまで来たということに思いも複雑ではないかとお察しいたします。
見学者に配布された、建設中のダムカードは、近隣のお店でうれしい特典が受けられます。
住民の反対運動もあって、吾妻渓谷の3/4を守る形でダムを上流側に移動させて着工したということで、ダムから下流は、渓谷の雰囲気が楽しめるとのこと。こちらの写真は、出発地に隣接した東岸展望台からのショットです。見学後、八ッ場大橋を渡り対岸の展望台「八ッ場見放題」に行ったのですが、昼時で駐車場は満車だったので諦めました。
渋滞必至の紅葉の時期は、ずっと前にバイクでしか来たことはありませんが、休暇が取れれば平日にドライブで来たいと思いました~。
p.s.
本記事をUPした本日現在、今ならGoole mapのストリートビューで在りし日の川原湯温泉駅周辺を見ることができます!
興味のある方はお急ぎ下さい~~
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