平成と共に去り行くオジロワシ
先月(2019年度末)を持ってF-35への機種変更にともないF-4EJ改ファントムIIの運用が終了した航空自衛隊第302飛行隊の部隊マークです。
部隊発足が北海道で、この地に生息する尾白鷲をモチーフとして精悍な赤い胴体に、青い翼が3、白い尾が0、黄色い足が2で部隊名をあらわしています。
2010年 百里基地航空祭 D70+TAMRON A05
航空祭専用マーキング、某コミックの新撰組塗装です♪
部隊マーキングは国籍マークサイズの面積以下、というルールが決まる前に制定されたので垂直翼の半分に迫るサイズのまま、一時は低視認性を考慮して小型化も試験運用された時期もありますが、変更を受けずに最期まで全うしました。
2015年 百里基地航空祭 D7200+TAMRON A005
F-4EJ改の「改」内容は、機体の管理変更による寿命延命に伴い、性能向上目的で当時現役の初期型F-16のレーダー採用によるデジタル化やA-10の航法管制装置、後方警戒レーダーを搭載、アップデイトして迎撃機としてF-15J初期型と同等の性能を持たせました。更に対地攻撃能力も強化、対艦ミサイル等の搭載も可能となり、F-1退役からF-2配備までのつなぎとして第一線級の能力を維持しました。
いつかは完成させたいと思いつつ、ここ30年で確実に在庫が微増している戦闘機プラモ。左1/48、右1/72のEJ改、中1/72のEJこれら↑は輸出も考慮してか、ボックスアートは、すべて尾白鷲が描かれた302SQの機体です。また、デカールも必ずセットされています。ワタシのコレクションはハセガワばかりですが、タミヤ1/32、1/100やフジミ1/72のEJキットも302SQのアートだったと思います~。
また、記念塗装機の種類も豊富です。2018年 百里基地航空祭 D500+Nikon 80-400mm
垂直翼に燦然と輝く尾白鷲マークのファントムは世界中の航空機マニアに人気らしく、昨年の百里基地航空祭では沢山の欧米系のファンも見受けられました(さすがに他の観光地のような中韓系の言葉は聞かれませんでしたが)。来月から令和に入る本年度は、偵察部隊の501SQの解散、来年度は301SQの機種変更となり、日本でのF-4ファントムIIの運用は終了となります。
改元と共に去り行くその日までは、子供の頃からの憧れだったマッハ2級の本機を応援し、この目に焼き付けておこうと思います。
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