星野之宣作品と月~ 前編
先ほど撮った、本年のスーパームーンです。本日といい、昨年の皆既月食といい、月には、不思議な感慨が込み上げてきます。
ISO100 F8 1/400 35mm換算600mm相当でサイズSをクロップし等倍切り出しです。
↑トーンカーブ調整のみ行っています
満月をPCモニターで引き延ばして眺めていると、星野之宣氏のコミック作品「月夢」を思い出します。
-満月の夜に月に帰ったわが娘の思い出を胸に、数百年の歳月をかけてNASAの宇宙飛行士となった男、その思いが叶い、月に降り立ったとたんに、育ての父が起こした行動とは-
-再びめぐり合った乳飲み子を、女手ひとつで育ててゆき、彼女の人生を見ることで、はるか昔にもそのような事があったと、数百年も生き続け八百尼と呼ばれるようになった育ての母の想いとは-
竹取物語を下敷きに、古典とSFが交錯する秀作で、娘の成長を見守る親心と、その幸せな一時が忘れられず、一途な想いが織り成す、儚くも美しい短編です。
写真はジャンプコミック「妖女伝説」全二巻。第一巻の表紙が月夢です。
各地の伝説、その中の女性をキーに描く人間の欲望や怨念を見事に織り込んだ作品集となっております。
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