経験を活かすために (衝撃編)
とある夏の日の午後、それは、なんでもない緩やかな右カーブでした。
カミsanと山間部へ遠出した帰り、往路と同じコースで、遅い昼食でも取ろうと一つ峠を越えようとした矢先、対向車が黄色の中央車線を越えて右斜め前方から鋭角に突っ込んできました。
― S.E.衝撃音! ―
クルマは45度ほど右回転し、こちら側の走行車線を塞ぐように斜めに止まりました。
衝撃はありましたが、前方も側方もエアバックの展開は無く、とりあえず首、腕は動きます。
落ち着いてから外に出ようとしても右側のドアが開きません。エンスト状態だったので、再スタートしようとしても電源は入るがエンジンがかかりません。先に下りたカミsanに続いて助手席側へ移ってから降りると、左斜め後ろにはバイクが横たわっていました。
相手の方もケガは無かったようで、降りてきてこちらに声をかけてくださりましたが、動揺しています。
うまく携帯が操作できず「110番してくれ」というので、ワタシが自分の携帯から警察に通報しました。
相手のクルマは寄ってきた人たちに押されて、道路の脇に寄せましたが、私の車は動かせません。
反対車線に渡って右側面を見ると、左後輪があるべきところから大きく外れた箇所に横たわっていました。
とりあえず保険屋に一報してレッカーの手配をお願いしました。
警察が来て交通整理が始まりましたが、私のクルマは動かせそうに無いので、警察から直接、近隣の業者に連絡してレッカーを呼んでもらいました。その時点で、2時間待ちと言われた保険屋のレッカーはキャンセルです。後輪が外れているので、ウィンチでも難儀しましたが、何とか積み込みました。
脇では警察官が相手に聞き取りを行っています。
「私の居眠りでした。」
そう、ハッキリと聞こえました。
警察からは、ワタシへも聞き取りと現場検証があり、対向車を発見した位置、危険を察知した位置、ぶつかった位置、止まった位置等、路面にチョークされた丸印に指をさして写真を撮られました。ドラマでよく見るシーンですが、まさか自分が撮られるとは。対向車が視界に入ったと同時に衝撃が走りましたので①認知→②判断→③操作の②③の時間も無くぶつかった感じです。
ワタシもカミsanも外傷は無く、痛みも無いため、警察からの調書を取られた後、クルマと共にレッカー業者の整備工場へ移動しました。ここまで、とても長く感じました。
現場でレッカー車のドライバーへ指揮をとっていたのが社長で、世間話をしつつも、こちらの顔色を注意深く伺いながら急変はないかどうかの気遣いをいただき、ワタシの保険屋と費用の立替等についてTelにて話を付けてくださり、駅へのタクシーも手配いただき、二人で駅から自宅へと帰路につきました。
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