この時期、手織りのような温もりの1枚~♪
ワタシは辛島美登里さんが好きです。
いや、彼女の曲が、歌声が、そのたたずまいが好きと訂正します。
サイレント・イブで大ブレイクした彼女ですが、ワタシにとっては、そのちょうど1年前、「Merry Christmas to You」というアルバムでその存在を知ったのが初めてです。
当時所属のファン・ハウスでの3人の歌姫(永井真理子さん、小林明子さん、麗美さん)らとともに、各人2曲のオリジナルソロ曲と4人で歌唱する「Merry Christmas To You」、スタンダードナンバーでアカペラが美しい 「The Christmas song」の計10曲(この2曲は、シングルカットもされました)の企画盤で、当時ヒットし、写真にも載せている企画賞をいただきました。このアルバムの中では、彼女の歌う「Silent Night」が切なくて好きです♪
デビュー以来多くのアルバムをリリースされていますが、美登里さんの声は透き通るクリスタルのようで、歌詞は繊細、でも前向き←ココが惚れちゃっている理由です!
初めてワタシが購入したソロアルバム「Good afternoon」以来、もう四半世紀以上彼女のファンでありますが、彼女の歌唱法に変化が現れた時期があります。
恐らく、2011年あたりからでしょうか。強弱のメリハリがとても明確になり、特にフォルティシモはシャウトに近く、ささやく様なピアニシモからのダイナミックレンジの広さは、聴くものに深い感慨を与えてくれます。
最近はオリジナルの発表も、アルバルリリースの頻度も減ってきており、新作の「カシミア」もヒット曲のカバーや自身セルフカバーで構成されています。
ヒット曲のカバーとしては「糸」「明日への手紙」「キャンディ」を、セルフカバー曲ではポプコンでの優勝曲「雨の日」、他に「桜」「愛すること」をリコメンドします。これら全編に渡って紡がれるアコースティックな曲たちは、まるで手織りのセーターのような肌触りと柔らかさで包んでくれ、芯から温まるような作品に満ち溢れております。
毎年この時期になると流れる「サイレント・イヴ」のみの一発屋の印象が強い美登里さんですが、ハートウォーミングな珠玉の名曲たちは、明日への活力を生み出してくれます~♪
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