紅雲町~お草さんの住む町~
碓氷~横川方面から下道で国道18号を高崎方面に向かう。安中市内の東邦亜鉛を右に見てしばらくすると、少林山達磨寺への分岐がある。橋を渡り左折、達磨寺を過ぎてしばらくすると、右手に丘陵地帯の上にそびえる観音像が見えてくる。この辺りが、ドラマの舞台となる紅雲町だ。連休中に放映した、「紅雲町 珈琲屋こよみ」にいたく感動し、原作やTVドラマの舞台となった高崎市を訪れたので、後編として紹介する。紅雲町と言う地名は隣接する前橋市に実在するが原作の描写では、2つの国道が交わる地~教習所(現在は廃業したらしい)のある川向こうに市役所がそびえる~利根川の支流に掛かる橋等…、これらの描写はこの街にぴったりなのだ。原作の作者は、群馬の大学を卒業し、在住もこちらとの事。
以下、ドラマとは直接関係ないが、物語の舞台の雰囲気を補うような、この地の写真を紹介する。まず最初は高崎百衣観音。およそ42メートルの高さがあり、参拝料を支払って体内に入り、肩の高さまで登ることができる。そこから眺める上州、信州の山々、関東平野の眺望はすばらしいの一言に尽きる。晴れた冬場が、特に良いと思う。
その観音像がそびえる丘陵の麓には群馬県護国神社があり、奥の右手に、大きな社殿がある。
また、神社のすぐ近くには17歳と言う若さで夭折した山田かまちの絵画が展示される美術館がある(←今回は寄らなかったが)。
市の中心部とは異なる閑静で落ち着いた雰囲気の町並みの街だ。
TVでは富司純子さんが主役である小蔵屋の主人、お草さんを、秋元才加さんがそのお店のアルバイト、吉沢悠さんが常連客、この3人が物語の中心を演じ、年配の橋爪功さん、岩本多代さんらの実力派が脇を固める、良質な作品だった。
つられて原作も読みたくなり、文庫版も3冊読破。小蔵屋の店内やお草さんの淹れた珈琲の描写を目で追いながら役者さんたちの表情やロケ地が自然と浮かび、ついには舞台となった街を訪れたくなった次第だ。和食器と珈琲豆の店、お草さんの小蔵屋にて。(←フィクションです)
下の写真は、市街中心部と紅雲町を結ぶ橋のモデル?背筋をピンと伸ばし、傘を手に持ったお草さんが、左下の歩道を歩いて来そうな雰囲気だ。↓お草さんの年齢は75歳の設定で、実家に一人暮らしの自分の母親と同年代だ。 実はこの地域に隣接する町が母の故郷で、中学生くらいまでは母の実家によく遊びに来ていたのでこのあたりから見上げる観音像は思いで深い。母は、和装はせず、雰囲気はお草さんの親友、由紀乃さんに近いのだが、時折強い意志とシャンとした気丈を見せることもあり、その点がお草さんと、かぶって見える。
ドラマに続編が作られ、最新の小説も文庫化されることを望みつつ、勝手知ったるルートで市の中心部を東西に横切り、近年開通した国道354バイパスから玉村スマートETCにて帰路についた。
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