レヴォーグ(VM4)リヤサスペンションについて
○2015.4.18「はじめに」を追記
はじめに
スバルのリヤサスペンションは、メーカーの公式ではダブルウィッシュボーンだそうです(BRZも)。知ったかぶりで書いてしまって申し訳ありませんでした。以下、あえて訂正しませんが、マルチリンクの記述をダブルウィッシュボーンに置き換えてごらんいただければと思います。
○
スバルは伝統的にリヤサスペンションも独立懸架だ。代表的には、トレーリングアーム(レオーネ)、ストラット(初代~2代目レガシィ)、マルチリンク(3代目レガシィ以降~)が主な変遷で、インプ、フォレ、エクシーガ等はそれぞれの年代のプラットフォームに共通なサス形式を採用している。BRZもFRだが、リアのリンク類の配置はとても似ている。右後輪の前側より。トレーリングリンクがサブフレームから斜めにナックルに向かっている。その上を通る配管は電動パーキングブレーキ用か?
トレーリングリンクやストラットはなんとなく理解できるのだが、マルチリンクサスというものがよく分かってないので、いろいろと調べてみたが、Wiki自分の頭ではwiki程度が理解の限界かな…。
レヴォーグでは4本、ダブルウィシュボーンのアッパーアームに相当する①A型アームと、ロアリンクは②前が短く、③後が長い不等長で、リアのリンクにはダンパーとスタビライザーが組みつけられる。またサブフレーム前側取り付け部付近とナックル先端を結ぶ④トレーリングリンク?が斜めに結合されている。この4つのアーム&リンクの構成がマルチリンクといわれるゆえんだと思う。
アッパーアームはリンクではなく、ボディ側2点のA型アームタイプだ。その手前はディスクブレーキ用の配管だと思う。
ダンパーのトップマウント部がフレームのすぐ近くに結合されているので、ガタガタ道の低速走行や、強い突き上げ時の後席の不快感は、この配置が影響しているのかもしれない。しかし、前にも述べたが、このレイアウトならストラット方式に比べ荷室床面を低く、かつストラットタワーも無いので、ラッゲッジ床面を低く、。横幅も広く確保でき、実質兄弟車のWRX系のトランク容積UPにも有利に働くと思う。
実際は、タイヤが上下、前後、左右の力が入ったときにこれらのリンク類が、タイヤのパフォーマンスを有効に引き出すための作用(旋回外輪のサスが縮む→トーインにわずかに移動し、オーバーステアを緩和するとか?)を行っているものだと思うが、悔しいけど自分の脳内では理解不足だ。後方より。画像ソフトにて角度補正してある↑スパンの長いロアリンクにはスタビライザーも結合されている。
まぁ。乱暴に言ってしまえば荷室スペースを確保しつつ、ハイパフォーマンスカーにふさわしいタイヤコントロールによりトラクションを使い切るような機能を備えたサスペンションとでも言うところであろうか??
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