電車の窓から~ふるさとへの想い
先週の日曜日、久しぶりにカミsanと映画に行ってきた。
タイトルは「群青色の、とおり道」
ロケ地が我がスバルのふるさと、太田市ということで、イオン太田のシネマへ出発。
この日最初の回。地元の方が多いのだと思うが、劇場の後半分はほぼ満席で前半も前から3列くらいを除き、2/3くらい埋まっている。ネタバレなしにしておくが、故郷を離れた青年が、とある理由で10年経ってふるさと太田に戻り、変わらずにそこで生活する旧友や女友達、家族に囲まれ、やがて自身の今後と向き合ってゆくストーリーで、まずは地元群馬のシネコンにて先行上映し、その後6月頃から全国公開とのことだ。
帰ろうと思えば電車で2時間。そんな主人公のふるさとなのに、振り返らずに一筋に生きてきた。登場人物はそれほど多くもなく、大きな事件が起こるでもなく、どこの家族にもありそうな日常とエピソードが丹念に描かれて物語は進んでゆく。ロケ地に精通しているわけではないが、呑龍様や金山城址、利根川べりなどを舞台に、上州のソウルフード、焼きまんじゅうをほおばるシーンなども描かれる。
全編に流れる音楽もいい。俳優、桐山漣演じる主人公の、その歌声に魂を感じる。また知名度の高い升毅、宮崎美子を両親に、井上順をヒロインの父に配し、妹、ヒロイン、旧友たちも実力派の若手が脇を固める。分かる人には、思わぬ方のカメオ出演も!太田市合併10周年行事と言うことであり、ロケのほとんどは太田市内ということであるが、観光PR映画ではなく、骨太感のある人間ドラマだった。パンフレットにはたくさんの情報が詰まっており、付録では主人公の東京時代を描いた短編漫画も楽しむことが出来る…こちらの作者さんは「のだめカンタービレ」等で著名な方だ。
主人公が歌う主題歌、「電車の窓から」も、おなじ太田出身者がリーダーを務める人気急上昇のバンド「back number」によるもので、ここにも縁を感じる。他の二人は隣の伊勢崎市出身とのこと。たぶん映画と同じように、東武伊勢崎線の車窓から見える故郷の景色を浮かべながら作ったんじゃないかな?さらにプロデューサー兼脚本家の方も、同じ太田市出身というめぐり合わせだ。
どこにでもあるような、いつも見ているような原風景…ヤマ場の太田市尾島地区(旧尾島町)「ねぷた祭り」のシーンもライブ撮りに近い感覚で圧巻だ。
観終わって重厚感がずっしりと残る作品だった。
尾島のねぷた祭りは6~7年前、子供らが小学生の頃、カミsanの知り合いが当地の電機メーカーに勤めていた関係で一度だけ行ったことがある。
今年の夏は、久しぶりに出かけてみようか~銀幕の彼らの息づかいの思いを胸に…
P.S.スバルのクルマもしっかり出演しておりましたっ!
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